68 素直な気持ち.

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「今の感情は、キャラの感情と同じです。 ですから、キャラのことは考えてはダメです。」 「…それで失敗したら? 会社は…?」 「渡辺さん、その時は、それまでです。」 「そ、そんなぁ…、すごいプレッシャーなんですけどっ」 「大丈夫ですよ、あなたは十代(当時)の輝きを出そうとしていますが、それは違います。」 「えっ? だって…marry'sは、それを求めているんじゃないんですか?」 「ひとつ、ヒントを差し上げます。 あなたは今、十代ですか?」 「いえ…」 「それがヒントです。 それでは頑張りましょう。」 わたし達は、その会議に臨んだ。 そして、昨日のカメラテスト映像を出席者全員で確認する。 映像の中のわたし… 〝(⚫︎)、渡辺智子です♪ よろしくお願いします♪〟 。。。なに、これ。 恥ずかしい、かわい子ぶってる。 marry'sの人達は、(⚫︎)をどういう風に捉えているのか…? チラッと、周りの人達を見る。 何も言わず、ただプロジェクタースクリーンを見ているだけ。。。 は、反応が無い。 渡辺智子(キャラ)は失敗した? モニターを見ながら手元の資料にメモしたりチェックしたりしている。 そして、今回の起案者らしき人がプレゼンする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次回は、4月22日(月)0:00の更新を予定しています。
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