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出てきたのは…
村井じゃなかった…
その女性は俺の前に立ち…見下ろしながら、口を開く
女性「どうも~♪ 運送係のさだこです~♪ 一応年齢は25歳! よろしくね♪」
剛「え… 」
予想外の状況に頭の中は真っ白である…
そんな俺をお構い無しに女性は続ける
さだこ「あ、映画のリングとは、無関係なのであしからず♪」
そういって前髪をわけて、顔をあらわにする、さだこさん…
もちろん、睫毛もない…
いやいや、完璧真似してるじゃないか!
顔もまんまじゃんか!
一応25歳も引っかかるし!
と心の中に思いとどめることにしました…
えぇ、怖いですもん
何されるかわからないし…
剛「え えっと… その… ご用件はなんでしょうか?」
さだこ「村井さんが挨拶したほうがいいと教えて頂いたので、自己紹介しにきました♪」
剛「はぁ」
さだこ「実は私、配達以外にもいろいろしてまして、また機会があると思いまして」
剛「そうなんですか? 他にはどんなことを?」
さだこ「余命を残り一週間にするとか♪」
剛「……俺はそんな予定ないですけど……」
さだこ「そうですか…残念♪ ところでお名前は?」
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