積極僕とドキドキ彼女

運命の日

確かに僕は自分の実力より上の学校を受けている。

しかも前期だから万が一……考えたくないが落ちたとしても後期試験がある。

後、私立も受かっているので行く高校がないってわけじゃない……

でも……緊張するものは緊張する。

しかも今日合格発表がある学校は僕の彼女の……

彼女の平沢さんも受けている。

おそらく彼女は受かるであろう。

だから僕が落ち……考えるのをやめておこう。

ここはポジティブに……

「お母さん……」

「な、何よ……？」

「俺マジ余裕だわー、本当完璧だわー」

「だ、大丈夫真？
気を確かに！」

……なんてやりとりを僕達は繰り返していた。