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「俺ですか?」
「お前の考えを聞かせてくれ」
その男子は座ったまま窓の外を見て、ゆっくり答えた。
「何時か居なくなるなんて誰にでもわかってるんです。その後は誰にも分かんないし後は個人で妄想してればいいと思います。でも俺には彼女がいます。不治の病です。そしてまた俺も不治の病です」
俺は、え?って驚いた。
「いつ居なくなるか分からないです。明日かもしれない。でも俺らは死ぬことなんて考えてないですって言うと語弊があるかも知んないですけど…死ぬから今を大切にしたくなるんです」
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