何時か無くしてしまう大切な何かに…

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「いつか無くなるから今この時を幸せに生きていたくなるんです。そこに意味なんてないんです。いつから人は全ての物事に意味を求めるようになったんだろうっていつも考えてるんです。子供の時には意味のないことだって一生懸命やりました。ただ純情に…まっすぐに。俺も死ぬって分かって気づいたんです。生きることに意味なんてないんです。それはそれぞれで違うから。そこに意味なんて見いださなくていいんですきっと…でも、しいて言うなら残りの時間で誰にも負けないくらい幸せになるためが俺の生きてる意味です」 なんか、言ってることがよくわかんなかったけど、でも、突っ込みどころはなかった。泣いてた。 その翌年に彼は亡くなったけど。 幸せに生きられたのかな
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