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赤side
楽屋でこそこそしとったやつを帰り際に取っ捕まえて、どないやと聞いたら余程動揺しとったのか結構な爆弾をアッサリ吐き出しよった。
でも俺はその程度で、お、驚いたりせぇへんで!
とりあえず話を聞き出したこいつのアゴを撫でながらようやったと褒めてつかわしたった。
撮影の合間に会って詳しい事聞くと言うから、今日は俺もうヒマ…いや、こいつだけだと不安やしついてったる事にした。
「拒否られてへんし!」
……つまり?
どういうことや?
こいつがー、あいつにー、手ぇ出そうとしてー、あいつは拒否らへんかってー……。
拒否しなかったらどうなるんや?
その先があるんか?
あるんか!!
あったんか!!
何したんや、何を、ナニを!?
「ああん!?おま、…あああぁんん!??」
「怖い!」
でかい体を縮めるこいつ。
そうや、こんなでかい体で…。
「お前あのちっさい体に何したんや!」
「ごめんなさい!」
「2人とも声が大きいですって!」
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