雨上がりて、桜

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青side すっかりこいつのペースや。 風呂に入ってもこいつの長い指に翻弄され続けていいようにされた挙げ句、一回出しとこか?てイかされてもうた…。 ごっつ恥ずかしいんやけど。 どんな顔してベッド上がればええねん。 もう力も入らへんし。 男側の立場やないからこんなふにゃふにゃになってまうんやろか。 足元からすくうように抱き上げられてベッドルームに連れてかれながらボーッとした頭で考えた。 そもそも俺やって男やのに有無を言わさず下っておかしくない? 確かに体格差はあるけど、この間上を譲ったやん。 ちゃうか。 あの時は俺に選択権なかったな。 「なぁ、今日俺が上になる」 「は?」 「お前、下」 「え、いきなり騎乗…」 「ちゃうわ! お前が受ける側になんの!」 「そんな腰たたん状態で何言うてんの」 ……。 「それに、お前が抱く側になるとかないし」 「失礼やぞ」 「お前は素直に抱かれてかわええ声あげとき」 不覚にもカッコいいと思ってしまって、その後は言葉にならんまま身を委ねてもうた。
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