雨上がりて、桜

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とは言ったものの。 腕の中の子を逃がさないようにお持ち帰りしてベッドに転がしてはみたけど、この子緊張でガチガチやし。 「お風呂、一緒に入ろか」 するとちょっぴりホッとしたように笑顔で頷いてくれた。 ライブの後とか皆でよく一緒に風呂入るし、こいつとはサウナにもよく行くし。 普通に裸の付き合いは日常茶飯事やから抵抗感ないみないやな。 多少スキンシップはしますけど。 「どこ触ってんねん!」 「洗ってるだけですぅー」 「うぁ…」 「んふ」 「アカンて!」 「痛い思いしたくないやろ? ほら、ちゃんとその気になってや」 「!!!」 「もー、声ガマンせんで出してやぁ」 「、うっさい!」
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