友達契約

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.  そして約束の時間から、もうすぐ二時間が過ぎようとしていた。  テーブル上のドリンクも、三杯目に突入している。 「アイツの少しは二時間なのね…」  会った事もないのに体重を聞かれ、初めての待ち合わせに二時間も遅刻するヤツの為に、待っててと言われ待っている私って、ハチ公並みに忠実じゃない?  そんな自分に呆れて思わずクスっと笑ってしまった。 「楽しそうだね?」  突然声をかけられた驚きと、一人で笑っている姿を見られた恥ずかしさで、急に立ち上がった私は椅子に足を取られ転んでしまった。 「大丈夫っ!?」 「痛っ、……」 「立てる?怪我してない?」  私の手を取り起こしてくれた彼の顔をみると、……写メより少し優しそうな人。  しかし、こんな所でコケるなんて超恥ずかしい… 痛いけど、それよりも恥ずかしさで一杯になっていた。 .
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