神様からの手紙

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「はぁ…  なんとも良い日和だなぁ」 「そうですねぇ  ここ最近は穏やかで、平和ですから」 縁側でのんびりとお茶を飲んでまったりとしているのは『局長 近藤 勇』と『総長 山南 敬助』である。 幹部の2人がのんびりとできるほど最近の京は平和だった。 「近藤さん、こんな所にいたのか…」 「お、トシ!  どうだ?一緒に飲まんか?」 近藤と山南がのんびりとお茶を飲んでいれば『副長 土方 歳三』が疲れた顔をして現れた。 近藤は土方を笑顔でお茶に誘った。 「土方くん  根を詰め過ぎるのも良くないよ  一休みしたらどうだい?」 「そうだな…  少し休むかな」 山南の言葉に頭を掻いて土方は答えると縁側にドカリと腰掛けて、一つ溜め息を吐いた。 「トシ  大福と羊羹、どっちを食べる?」 近藤は満面の笑みを浮かべて皿に乗っている大福と羊羹を土方に差し出した。 「…じゃあ  大福を貰おうか」 土方はそう言って近藤から差し出された皿に乗っている大福を手で取って口に運んだ。 控え目の甘いアンコが口一杯に広がり飲み込んだ土方はまた一つ溜め息を吐いた。
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