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「僕も、りょうみたいなところに生まれたかったな…」 「え?」 「どうして僕は生まれてきたんだろうね」 そう言ってこちらを見て笑ったゆうりは、再び空に目をやった 気の利いた言葉なんて何も言えなかった。 「…っくしゅ…」 「中、戻ろっか…」 「…ん…」
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