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「りょう…、怖い…」 「…怖い?」 「パパ…」 「お父さんここにはいないだろ?」 "でも…"そう言って俺の胸に顔を押しつけて、服をぎゅっと握った 「大丈夫。」 そっと髪を撫でていれば、それからゆうりは一言も喋らず、数十分経った頃だろうか。すやすやと眠りについた。 顔が隠されていた前髪を人差し指で退かすと、ゆうりの目には少しだけ涙が溜まっていた。
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