Protect you

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「ゆうり、帰るぞ」

ゆうりにリュックだけ背をわせて、背中に乗せた

ゆうりは身体が小さい分、軽くて、本当にその軽さが心配になる。

「んぅ…」

少しだけ声を発したゆうりを足を止めて見ると、ゆうりは俺の首元にすりすりと顔を擦って再び眠りについた

それを確認した俺はまた歩き出す

俺らは恋人でも幼馴染みでもない。

彼と出会ったのは、1ヵ月ちょっと前。

ある、大雨の日だった