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ゆうりside マグカップを握っていると、僕を助けてくれた男の子は、僕の背中に布団をふわりとかけてくれた。 「俺、りょう。あ、高3ね」 「りょう、くん…?」 僕の2個上かぁ… 「うん。君は?」 「…ゆう、り…」 「ゆうりくんか。その…聞いてもいい?」 「…うん…」 「どうして、家出したの?」 あぁ、どうしよう 身体の震え、止まんないや。
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