臨海学校へ行こう!

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転移した先はバハルとイグニスの二人が使っている部屋の前だ。 いきなり中に飛ばなかったのはアウラに一つ忠告をする為だ。 良い奴だとは言ったが、一人要注意人物が居る事には代わりない。 「さて、アウラ」 「……何?」 「これからお前に俺達の友達を会わせるわけだが、一人少し変な奴が居るから気をつけてくれ。 まぁ、根は良い奴だから」 「……ん、分かった」 「お兄ちゃん、部屋の前に飛んだのってそれを伝える為?」 「あぁ、いきなりは刺激が強いだろ?」 「私はいきなりだったけどね」 「それは仕方ない」 俺は少しどんよりとした空気を纏うマリーに苦笑いしながら言ってドアの近くに設置してあるインターホンを押した。 ピン、ポーンというお馴染みの音をインターホンが響かせると部屋の中から返事が聞こえ、誰かが、恐らくはバハルが近寄ってくるのを感じた。 そして、ガチャという音と共に扉が開き、予想通りバハルが出てきた。 扉が開いた瞬間に部屋の奥から『私の美少女レーダーに反応が!』とかいう声が聞こえた気がしたが聞こえなかった事にする。 「はい、どちら様ですか?……って、レイトとマリーと……どちら様で?」 「それは部屋に入ってから説明してやるからとりあえずお邪魔します」 「お邪魔しまーす!」 「……お邪魔します」 「あっ、ちょっと!」 バハルの声を無視してリビングへ直行した。
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