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「はぁはぁ………んっ?」
目の前にいた不良君は、目を点にして、ポカーンとしていた。
どうしたのだ不良よ。てか、いま逃げられるんじゃね?(笑)
「うぉりゃあぁぁああああああああ」
ガスッ
「ぐふぉうっ!」
不良君の腹をおもっきり蹴飛ばし、裏門にかけていった。
♂side???♂
俺は、永瀬 諒(ナガセリョウ)だ。今後ともヨロシク。
正直この学園はつまらない。金持ちのボンボンだらけで、自己中で俺様な奴と、男の癖にキャッキャッ言う女子みたいな奴等ばっかり。
ちょうど暇だったし、ヤケでも起こそうとしていた。
そしたら、ゴルゴみたいな形相で走って来ている奴を見た。
最初は、冗談半分でワザとぶつかり、殴ってやろうと思い、怒鳴り付けて連行した。
でも、ソイツが余りにもつまらない反応をするので、唇を塞いでやった。
ボサボサ野郎の癖に『んっ……』とか、『はっ……』とか良い反応をしやがる。
ナニしている最中に胸元を見ると、『井上』と刺繍があり、『A』というバッジがついてあり、こいつは、A組だとわかった。
それにしても、ヤバイな。
俺は、ソイツの色んな表情が見たくて、迫ったら、
すると、そいつ
はいきなり訳の分からないことを早口でいいながら、おれの腹を蹴ってきた。
そして、ソイツは去っていった。
「面白いのをみつけたなぁ。暇潰しにはもってこいだ」
なんて、言葉を言いながら屋上へ向かった。
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