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そして、食べ終えた俺は安田くんの言う通り、浮き輪を枕がわりに砂浜に寝転がった
「では、先輩・・・口は開けないでくださいね。
砂が入ったら大変ですので」
そう言って安田くんは俺の上にドサドサッと砂をかけてきた
「ふぅ・・・これで普通な感じですね。あ、イイ事考えた」
安田くんは1人ブツブツ言ってから再び砂を手に取りある一箇所に乗せ、山を作りその隣にも山を作った
「胸(おっぱい)です」
「それは要らないよ・・・安田くん」
さすがに胸はいらないよ。ギャグとしてはアリなのか?まぁ、どーでもいいや
「いいじゃないですかー。何かが減るわけじゃないんだし」
そう言って安田くんは、ちょっと水汲んで来ますね。と言って海の方に向かっていった
それにしても、結構重いなぁ・・・
「なぁ、あれスゲーぞ!!俺もやってみた!!」
「そっかぁー、じゃぁ後でぇ充ちゃんを埋めちゃおっかー」
「はぁ!?絶対ヤダ。やらねぇーからな」
「いいではないか。愛しの皐月に埋められるのだぞ?」
「なら、先輩が埋まればいいじゃないすか!!」
「私は汚れることが嫌いなんだ」
んー・・・何故だろう。幻聴が聞こえてくるよ
「ぁれ?けど・・・あの人、誰かに似てるんだよね」
吹雪似の人が首を傾げてこちらをジーッと見てくる
「確かに・・・なぁーんか颯斗に似てんだよなぁ」
皐月も首を傾げこちらを見てくる
「せんぱーい。お待たせしました」
バケツいっぱいに海水を汲んできた安田くんが俺の横に座り、海水で砂の胸を固めてきた
「俺、もっと近くで見てくる!!」
こちらまで聞こえてくる声で皐月は駆け寄ってきた
く、来るなっ。お前が来たら煩くなる!!
「おあああー!!やっぱ颯斗じゃんっ!!何でいんだよ!?」
皐月くんは不幸の神様か何かですか?
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