5章

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「颯斗ぉ!!ビーチバレーしようぜっ!!」   海でまだ体の砂を流している俺に皐月がボールを持ちながら駆け寄ってくる   「でも、安田くんがいるし・・・」   海に来てまでお前と一緒にいたくないし     「安田もするって言ってたぞ」   安田くん。君は俺に恨みでもあるのか?・・・いや、有りそうだね   「そっか、じゃぁやるよ」   「よっし!!んじゃ、行くぞ!!」と言って俺の腕をつかみ他のメンバーが待つ砂浜に海から上がる     「皐月、ネットも張ったから・・・後はチーム分けだ」   小島先輩が皐月を見てそう言った   「全員で7人か・・・3対3で1人は審判ってとこかな」   吹雪が全員を見て人数を確認してチームの人数を決める   「ジャンケンして負けた奴が審判で、残ったやつでグーチーしたら良くない?」   俺も会話に参加し、チームを決めるアイデア的なものを提案した   「決まるなら何でもいいか・・・じゃ、津田の提案でやるか」 小島先輩は俺の提案に賛成してくれて、それに続くように皆頷いた   ジャンケンした結果 吹雪が審判になった     そして、グーチーした結果   馬鹿先輩、小島先輩、皐月のチーム   俺、安田くん、九鬼先輩のチームになりました。       ボールは相手側・・・皐月たちからのサーブで始まった
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