5章

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ポーンッ   「安田くん!!」   「わかってますよ・・・ハイっ」   コート内に入ってきたボールを安田くんがアンダーでボールを上げる 俺はそれをオーバーで繋げ、九鬼先輩の方へ高く上げる   「よぉーしっ!!僕のとっておきのアタックを見せてあげるよぉ~!!」   そう言って九鬼先輩は俺が上げたボールを力強くアタックする   「ぅおっりゃああああーーー」   「させるかっ」   九鬼先輩のアタックを馬鹿先輩がブロックする     まぁ、そんな感じでゲームが続く         バシッとバールが痛々しい音を立てて小島先輩の足に当たる   「痛っ!!」   「あ、ごめーん充ちゃーん!!」   手を合わせながら謝る九鬼先輩   「今のぜってぇワザとだろ?」   小島先輩が少し睨みながら九鬼先輩を見る   「えー?僕は道具を使って痛めるのは好きじゃないんだよー?充ちゃんも知ってるよね?」   そう言った九鬼先輩に小島先輩は舌打ちし、足が痛いからと言って吹雪と交代した     「じゃ、先輩方・・・始めましょうか」 安田くんが呆れながら仕切ってくれた        
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