5章

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「皐月!!ハイッ」 吹雪はオーバーで皐月にボールを繋ぐ   「おう!!任せろっ・・・っりゃあああ」   バシッッと皐月がアタックをしてきて1点を取られた     「さすがだな皐月。向こうは九鬼以外弱いからな・・・この勝負勝ったも同然か」   馬鹿先輩は馬鹿にしたように笑ってくる   うっわー・・・凄くムカつく     「先輩・・・少し頭にきたんですけど」   安田くんが眉間にしわを寄せながらイラつきをあらわしていた   「俺も結構イラついてるよ」     「んー・・・何か燃えてるねぇー。あ、僕がサーブ打つね」 九鬼先輩はそう言って、相手側のコートに向かってサーブを打った     「僕が行くよ!!」   九鬼先輩のボールを吹雪がアンダーで受け、皐月がオーバーで俺たちのコート内に入れてきた  それを俺がアンダーで受け、九鬼先輩がオーバーで高く上げ   安田くんがアタックを打つと見事に1点を取った     「これで弱いなんて言わせませんよ」   そう言って馬鹿先輩に背を向ける     うわ・・・何か変にカッコイイよ安田くんっ    
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