無色透明なオトコ

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「いったいなーもー! オンナの子には優しくしないとー♪」 ケツを抑えながら、口を尖らせるドハデ中学生オンナ。 でも今は、そんなことを気にしてる場合じゃない。 真冬にもかかわらず、冷や汗が頬を伝う。 オレは反射的に後ずさりしていた。 なんでコイツ… そんなことまで…!? 「オマエ…… ナニモノなんだ…!?」 朝メシを食べてないことやフロに入らないことなんて、珍しいことじゃない。 それを言い当てるだけなら、ただの偶然に過ぎないかもしれない。 しかし オレにしか知り得ない『あの儀式』を…!? イヤ、ぜってーありえねーっ!!
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