無色透明なオトコ

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混乱するオレを嘲笑うかのように、ヤツは更に続けた。 「だから言ったでしょー♪キミのコトなら何でもわかるってー♪ って、ビックリするのもムリ無いね♪ アタシ 触ったヒトのコトなら、何でもわかっちゃうんだー♪ あ、限定されたブブンだけだけどね?」 ………!? 更にイヤな汗が背筋を伝う。 オレは、乾きかけたノドをゴクリと鳴らしながら、目の前で薄ら笑いを浮かべるソイツに、恐る恐る問いかけた。
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