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「それは!困ります!」
楓華は全力で拒否する。
小塚は、嘘だよ、と笑い食事を続ける。
「本当に美味い」
小塚はとても満足したように、満面の笑みを浮かべる。
「ふふ…そんなに喜んでもらえて、本当に良かったです」
楓華も小塚に褒められたのが何だかくすぐったくって、つられて笑顔になった。
「こんなことなら、お料理勉強しておくんだったなぁ…」
そしたらもっとたくさんの種類のお料理作れるのに、と楓華はふて腐れる。
「…俺は華の才能に驚き、そして嫉妬すら覚えているがな…」
小塚もふて腐れたように、つぶやく。
「時間があるときは2人で作ろう」
そしたら華は種類覚えられるし、俺は華の才能を垣間見れるし、と小塚は笑った。
楓華は、ぱぁっと明るくなって、はいっ!と答える。
「楽しみです!」
楓華も小塚も、笑顔のまま、食事をすませた。
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