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「ん?終わりだけど?」
平然と答える速水
…は? なんと申したか、こんちくしょうは!
「あ?終わりだと?自分から語り出しといて、話が薄過ぎるわぁぁぁぁ!!」
俺のテンション返せっと言わんばかりに鳩尾クラッシュ
「どうばぁ!!」
謎の言語を発しながらぶっ飛ぶ。どうばぁ?ドーバー海峡に沈めて欲しいのか、こいつは
ビクビクと痙攣しながら床に倒れている速水……キモ
次の一撃を繰り出そうとする俺を必死で止めるべく話し出す。
「その患者はそれ以外覚えてなかったらしいんだって!!色んな体験をしたと思うけど思い出せないってさ!」
その言葉を聞いた叶多は考える。
(意識が戻ったら何も覚えてないって?それじゃあ意味無いんだよ。それなら戻らない方が…。)
叶多の異世界への憧れはかなり強い。それゆえにとても不謹慎なことを思考する。
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