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「ラグ、いたいのはどこだ?」
馬車に乗っていると落ち込んでいるラグに語りかけるニッチ。
「ニッチがいたいとこなめるか?」
「ありがと…でも ケガはしてないよ」
「そうか」
フー、と鼻から息を吐くニッチ。ラグは微かに微笑み、ニッチと名前を呼ぶ。
「なめるか?」
「じゃなくて…。
もし…もしもだよ、ぼくが『こころ』をなくしてしまって…ニッチのことを忘れてしまったら…ニッチはどうする?」
「…。
なめたり!
かんだり!
おっことしたり!
のっかったり!
ひっかいたり!
おっことしたりする!」
「二回もおっことすの!?」
「「wwww」」
俺とコナーは口を膨らませて笑う。
「ニッチはラグの相棒なのだぞ、ニッチにまかせよう!」
「でも…「へいきだ」
「ラグが忘れても…
ニッチがラグをわすれないからな
だからずっと…
いっしょだ」ニコッ
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