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……!ありがどう…ありがどうニッヂ…」
再びボロボロと泣き始めるラグ、俺は口角を釣り上げて少し笑い、コナーに馬車を止めろ、と言う。
「リク…!」
「行って来いラグ」
「…うん!ありがとうリク!」
「よっと!」
一緒に飛び出そうとしたニッチを掴み、落ち着かせる。
「俺たちはここで待ってようぜ?(頑張れよラグ)
ラグの後ろ姿を見送るとニッチが俺の顔を見る。
「何かついてるのか?」
「ポヨポヨしていない、おまえはミルクを飲んでいないのか?」
「は?」
「『びじん』には…ゆたかなチチも…ひつようなのだろうか…」
「…どうだろうな、てかさニッチ?」
「む?」
「コナー助けてやれ」
「た、たすけて…」
コナーはステーキにガブッと頭を齧られ、流血していた。
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