刹那【プロローグ】
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「貴方は、ここでなにしてたの?」 少女は、僕にそう尋ねた。 返答を間違えたら終わりだ… 「いや、なんにもしてませんよ」と妙な緊張感の中こたえた。 「ふーん…嘘つくんだー」 その言葉が発された瞬間には、もう少女は僕の後ろにいた。 なんで?答えはすぐ出た。 「痛ぁ」 脇腹を見たら服が紅く染まっていた。 やっぱり太刀筋が見えなかったよ… 「貴方、私の刀を受けて何故生きてるの?」
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