燻ぶる。

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*   *   * 突然だ、彼がここへやってくるのは。 いつだってその行動が私を理解に苦しめる。 ただそれを心待ちにしている自分も否定は出来ない事実だ。 自分が完全に狂気に飲まれるまで、この関係は続くだろうか。 早く終わりを望む自分と永遠を望む自分。 せめてこのプロジェクトが終わる前に、何かしらの決着をつけねばならない。 大した事じゃない。 最初から歯車は狂っている。
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