プロローグ

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カッ!!!!…………ゴロゴロゴロゴロ…………… 雷雨の激しい戦場に…いや…だったのほうが今は正しいであろう…数十人の倒れている人間……その誰もが息をしていなかった……雨の激しい音以外の静寂……その中に一人………少年が…それもおよそ10歳になるかならないかの小さな少年が立っていた……左手には血にまみれたコンバットナイフ…右手にはサブマシンガン…… 少年はただただ…佇んでいた………その瞳には光はなく…冷たい眼差しを…自分の足元に倒れている傭兵に向けていた……まだ息がある…だが放っておけば…
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