プロローグ

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考えている最中……少年は静かに口を開く…… 「…………南方20キロメートル……難民避難地域…」 「!?」 その答えで全てがわかった……あそこはこの間、自分達が襲った集落だ……難民達が集まりそこをどこぞの救護傭兵部隊が保護していたが、我らの物資が尽きかけていたから襲ったのだ…傭兵部隊とは 謳っていても所詮は救護が目的の軟弱部隊…難民共々全滅させるのは容易であった…この少年は恐らくはその難民の生き残りだろう……と思っていたが…次の一言でその身が凍りついた… 「俺は……その傭兵部隊の…生き残りだ……」
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