1ターン・そんなの認めないーー認められる訳ないっ!

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そう呆れつつも私は改めて、目の前の女の子をじっくりと観察してみる事にした。 歳は見た感じだと……12、3歳ってところかな? こうして立ってみると女の子の身体はとても華奢な上に小柄で、身長は私の胸くらいまでしかない。 ウェーブのかかった腰まで伸ばした長い金髪に碧色の瞳に加えてまだ子どもっぽいけどかなり整った顔つき。 ……うん、とりあえずこの子が日本人じゃない事は間違いないわね。 それにしても、この子の服は……ちょっとどうなんだろう? 真っ黒でブカブカなコートに、銀の鎖ドクロをモチーフにしたシルバーアクセサリーがジャラジャラ付いている。 何て言うか……とりあえずその服は女の子の雰囲気には、全くマッチしてないと思う。 それともこういうのがこの子の趣味なのかしら? 「あ、あの……わたしがどうか、しましたか……?」 自分のカッコをじろじろと見られた女の子は居心地が悪そうに身体をよじった。 「あっ、ううん……気にしないで?別に大した事じゃないから」 「そ、そう……ですか?」 「う、うん……」 「…………」 「…………」 2人とも黙ってしまったせいで、何だか微妙な空気が流れてしまう。
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