3人が本棚に入れています
本棚に追加
「……あの、」
うーん……それにしても、何で私はこんなとこにいるのかしら?
一面真っ白な空間を見回しながら、私は首を傾げる。
「……えっと、えと……す、すみません……」
確か私は華々しい高校デビューを飾るために、学校までの道を凜夏と一緒に歩いてて……
……ん?おかしいな、何かその後の記憶が曖昧であやふやな感じなんだけど。
「……そ、その、わたしの話を……聞いて……うう、」
腕くみをしながら頭をフル回転させようとするんだけど……。その肝心の頭がぼんやりしてるせいで上手く考えがまとまらない。
……あー…もう何か、やきもきしてきた。
「ーーっ、あのっ!」
「ああもう、何だって言うのよっ!」
「ひゃうっ!?す、すすすすみませんごめんなさいごめんなさいっ!」
あれ?
何か今聞こえたような気が……。
最初のコメントを投稿しよう!