もう関わらない…はずだったのに

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穂乃架「…連れ去られた」 淡々と事実だけを述べる。 誓「なんだとっ!?」 とりあえず、暗号を解くのが先だ。 穂乃架「言い合いをしている暇はありませんよ?暗号を解くのが先決です」 暗号と言っても、これはそこまで難しくはない。 穂乃架「古川さんは、相馬さんたちに報せてください。あたしは崎守さんのところに」 誓「待て!それなら俺が!」 穂乃架「奴らの目的はあたしだ。あなたが行けば、奴らは彼女になにをしでかすかわかりませんよ?」 誓「っ…」 穂乃架「崎守さんを見つけ次第、彼女の携帯からあなたに連絡を入れます」 古川さんをそのままに、あたしはマンションの駐車場に急いで向かった。 バイクのエンジンを入れて、暗号が示している場所へかっ飛ばす。 ここから少し離れた場所に、今は使われていない倉庫がいくつも建ち並んでいる船着き場がある。 いくつも立ち並ぶ無数の箱はその倉庫。 そこから見える左のシは海。 右に八つの口がありは船。 東に五つと南に七つ、おまけに南に三つと東に十は崎守さんが捕まっている倉庫の場所。
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