もう関わらない…はずだったのに

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しかも、男たちは崎守さんの腕や足を押さえていて、身動きがとれないようにしている。 制服に手をかけていて、崎守さんの目の際には…。 ブチッ 自分の中の何かが、派手な音を立てて切れたのがわかった。 穂乃架「てっめぇらぁ…」 地の底から這い上がってくるような低い唸り声に、あたし自身も少し驚いてる。 でも、いまはそんなことどうだっていい。 あたしはいま、ものすっっっごく虫の居所が悪い。 穂乃架「全員まとめて…ぶっ殺す!!!!!!」 女のくせに言葉が悪いなんてツッコミはこの際シカトさせてくれ! いまは、この命知らずのバカどもを100回、いや…1000回ぶっ殺さねえと気がすまねぇ!! もちろん男どもも反撃してくるけど、んなもんいまのあたしにとっては小さな子どもを相手にしているようなもんだった。 最後に男がひとり残って、震える声で言った。 男「な、何でこんなに速く…こんなとこ、たった10分でつくはずが…」 その男の声を、あたしは10分前にも聞いた。 穂乃架「あんた、あたしに電話してきた奴?」 男の肩がびくりと跳ね上がったから、間違いないだろう。 しかもこいつは、崎守さんの上に馬乗りして制服に手をかけてた奴だ。 その男の胸ぐらをつかんて、無理矢理立たせた。
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