斜め後ろのアイツ

9/16
前へ
/29ページ
次へ
もうなくなったのか俺の足元にはこれ以上ペンは増えなかった。 これは授業終わったらガツンと言ってやらないとな…… まぁ弾切れみたいだしこれで安心だ。 そんな俺の安らぎはまたしても一瞬にして消え去る。 『グサッ!』 今度は足元じゃない。 後ろから……というか後頭部だ。 何だか周りの生徒たちが笑いを必死に堪えていたり、驚きのあまり目を見開いて呆然としている。 「……」 特に変わった様子は無いように思ったが一応後頭部を手で確認。 これは刺さってますね。 完璧に突き刺さってます。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加