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…夢、だろうか?
……現実。
出逢った時はそう思った。
だけど、遠ざけても近い…
許してないのに、
自らの生まれつきの定めさえ…
辛いだけだと。
失いやすい立場で存在だ。
近いのに、
遠くて、掴めなくて……
素直にはなれなくて。
苦しくて……
運命が。
まさか、よりによってこんな
墜ちてしまうなんて。
何故こんな縁で出逢ったんだ。
大切なのも、俺さえも、
傷付けたのは………。
例えば、
愛したくても愛せない。
色褪せてく、
傷付くのは自分。
傷付けるのも。
そんな 顔してほしくない。
誰よりも、
儚く壊れやすく、脆く―――
こんな運めと感情で、
結ばれたくなかった――――…
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