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「う…ん……なんか、変な感じ」
「そう。 まぁ、私も初めてのつけ心地はそうだったわ。 でも大丈夫よ、肝心の乳首はもう浮いてないわよ?」
「お、お母さん!」
美しく、仲睦まじき親子が、相も変わらず少しピンクな会話を繰り広げる。
全く、この整った顔の母親からは想像もつかない。
「ふふふ、本当にからかい甲斐のある子ね……可愛い」
「も、もぅ……いい加減、私だって子供じゃないんだからね?」
「わかってるわよ、そんなの。 ………たぶんね」
「たぶんじゃ困るのだけど………」
「大丈夫よ、来年はあなたも16になる。 坂九楽高校に入学して、ちゃんといい彼氏作って、ある日シーツの上で熱く大人にな」
「ちょっと?!」
「何、想像しちゃった?」
「え、いや、それは……」
正直に言えば、たしかに少し想像してしまった。
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