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「そうね、若い頃はもう、本当にヤりすぎたわ」
「……あ、あのお店の匂い、美味しそう~……少しお腹減ったし、何か食べたいな………」
「……フフフ、本当にまだ子供ね、色々と」
「おかあさん…………………」
少女の瞳に業火が灯る。
---◇-----◇-----◇-----◇---
何か、腹減ったな♪
という行也の声に、自分の腹に耳を傾けてみた。
「……確かに。 走ったからかな?」
「だろうね♪ じゃ、何か食べよう。 お金は俺持ちでいいよ♪」
「いや、それくらいのお金はあるよ……」
「あ……そう?」
6階、書籍売り場。
二人もまた、空腹を感じ始めた、午後6時52分、57秒。
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