親密*

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数日後、いつも通りにバイト先へ行く 「あっ!智恵遅いよ~学校終わるの一緒なのにー」 二時間も前から居るらしい奈々 と奈々の横に座っている桑島くん… 「あ、こんちは。鈴木さん」 桑島くんの顔見れない 声だけで胸が張り裂けそ… 「こ、こんちわっす」 「もうー智恵ったらなんで体育会系なの(笑)ねー俊輔くん!」 俊輔くん…? いつの間に名前で呼ぶぐらいの仲に…? まさか桑島くんも奈々のこと名前で呼んだりとか 「いや、俺は体育会系でも嬉しいけどね。鈴木さん挨拶してくれるだけで」 うわ…やばい、泣きそう。 こみ上げる。 名前と性別、学校以外何にも知らないのに こんな気持ち初めて きっと誰にも理解されないんだろうな… 「挨拶は常識でしょっ…」 こんなトゲトゲしい言い方しかできない私はきっとうざがられるんだろうな 「俊輔くん…奈々は?嬉しい?」 頬を膨らませて怒ったフリをする奈々は恋する乙女そのものだった 「もちろん挨拶してくれて嬉しいよ!つか皆ね(笑)」
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