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「なんか 久しぶりじゃない みんな 揃うの」
「だよね~ 私は部活でなかなか遊べなくて ごめん」
「私も 両親が 勝手に塾に申し込みしちゃって・・・
本当 付き合い悪くて ごめんね」
「かなちゃん 両親も お兄ちゃんも帝王大学だもんね~ かなちゃんもやっぱり帝王大学志望なの?」
「私の志望って訳じゃないけど・・・ でも きっと そうなりそう」
「かなちゃん いいな~ 家の親なんか お前は脳みそが筋肉に回ったんじゃないかとか 言うんだよ~ ありえなくない?」優子が 真剣に言うので 思わず笑った
「てか 美樹は なんか本当 最近 付き合い悪いよね~
彼氏でも 出来た?」みなみがニヤニヤしながら 美樹の顔を覗き込む
「そんなんじゃないけどさ~
いろいろあるのよ」
「え? 美樹ちゃん 彼氏出来たの?」 かなちゃんが ニコニコしながら聞く
「違うって 来年から 慶太 小学校でしょ?
だから あの人 いろいろ張り切ってるから なんか 大変なの」
「ああ 今日子さんだっけ?
なんで 今日子さん 張り切ると美樹が大変なのさ」
「なーんか 家の中が ごちゃごちゃなんだよね
とにかく 落ち着かない感じナンデス」
「まあ 美樹は もう すでに ある意味 一児の母だからね~
苦労してると」
「いや 慶太は 弟ですけど?」
「まあ みんな いろいろ大変よね」
みなみが ため息まじりに言う
「いや みなみが言うなよ」
優子の突っ込みに また みんなで笑った
だけど なんだか ボクだけは 笑えなかった
だって みなみの顔が 一瞬 泣きそうに見えたから・・・・
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