変化

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楽しい打ち上げも 6時を過ぎた辺りで お開きのムードが漂う マスターは どうせ 今日は 暇だから 7時くらいまでいいよ とは 言ってくれたけど かなちゃんみたいに塾や 習い事がある子 また 隣の市から電車で来ている子もいるため 一旦 お開きになった 「優子は どうする~?」 「私は 帰るよ お父さん 遅くなると怒るから」 「かなちゃんも 優子も帰るなら 私達も 帰ろうか」 「そうだね~」 なんて みんなで話してると なぜか 飯島と目が合う 「高木 二次会は?」 「行きません 箱入りお嬢様なものですから」 「まじか?」 「大まじです」 飯島は なんか 残念そうに 「分かった じゃあな」と 友達の群れに帰った なあに あいつ・・・ 「ん 優子 どうした? 飯島に 絡まれた?(笑)」 「いや~ あいつ 本当 訳分からない」 「なに それ~」 「まあ いいや みなみ早く 帰ろっ」 外は かなり 暗くなってた 「美樹は 今日子さん 達と帰るの?」 「うん 少し 私も片付け 手伝ってく」 「本当 ごめんね なんか・・・」 「ううん 今日子さん すごく喜んでたよ みんな 慶太と遊んでくれたから」 「いやいや また 今度 ゆっくり 慶太くんと遊びたいな」 「うん 冬休みにでも 遊びに来てよ」 「本当? いいの 遊びに行く!」 「うん 待ってる! じゃ 気をつけて帰ってね」 「うん ばいばーい」 ボクらは 美樹に 大きく手を振り、お別れした
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