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「みんな 帰ったの?」
皿洗いしながら 今日子さんが聞いた
「うん 今日子さん ごめんね」
私も 急いで エプロンをつける
「なんで ごめんね? 親なんだから 遠慮しないでよ」
「ありがとう・・・」
「みんな 良い子だね~
飯島君だっけ? あんな 怖い顔してるのにありがとうございます!って たくさん 食べてくれて」
「うん あいつ 意外にいい奴みたいだね~」
「あと あの 一番身長の高い男の子!!」
「ああ とっつあん?」
「そうそう(笑) あの子なんて チーズケーキ ほぼワンホール 食べてくれた!」
「まじで?」
「うん(笑) なんか よく ケーキバイキング 一人で行くみたいよ
ケーキは 形じゃなくて 愛情です って言われた」
「なに それ~ 褒められたの けなされたの~」
「分からない~」
今日子さんは 本当に楽しかったみたいで クラスのみんなの話しを片付けをしながらしてた
「あ 今度 お友達 家に呼んでね!
楽しみにしてるから」
「うん みんなに言ったよ
楽しみにしてるって」
「よーし また 頑張って 美味しいおやつ作るわよー」
美味しいと聞いて 慶太が すぐ 反応する
「おいしい おいしい?」
「そう! お母さん たくさん 作るからね~!」
いつもだったら
ちょっと 面倒臭く思う今日子さんの頑張りも なぜか すごく 抱き着いて ありがとう!って 言いたくなる
そんな 一日だった
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