第1章『俺とよく似た男!?』

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『あーー!くそぅ!なんだよ、チョコレートぐらいくれよな!馬鹿女子共がょ!!』 数時間前 『聞いた?杉山君がチョコレートを欲しがってるらしいよ。』 あるロングヘアーの女の子がトイレでショートヘアーの女の子に話しかけた。 『・・・私言われたよ?でも迷ってる。』 ショートヘアーの女の子は、顔を赤らめながらもじもじしてた。 『はぁ?あんた、あんな馬鹿にチョコレートなんかあげなくていいのよ?あいつはチョコレートよりも相手半殺しする方が好きなんだから!』 ロングヘアーの女の子はケラケラと笑いながら言った。 『半殺し?』 『知らないの?杉山望!通称高の上のせんと!あいつに敵うものはいなく、毎回喧嘩では100%の確率で勝つと言われているわ。』 ロングヘアーの女の子はそう言いながらコンパクトを取り出し化粧をし始めた。 『・・・。』 『何?あんた、まさか・・・。』 ロングヘアーの女の子はニヤニヤしながらショートヘアーの女の子を突いた。 『ちっ・・・違う!違うからね!』 『はいはい・・・そうしといてあげるわ。』
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