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『あーー!くそぅ!なんだよ、チョコレートぐらいくれよな!馬鹿女子共がょ!!』
数時間前
『聞いた?杉山君がチョコレートを欲しがってるらしいよ。』
あるロングヘアーの女の子がトイレでショートヘアーの女の子に話しかけた。
『・・・私言われたよ?でも迷ってる。』
ショートヘアーの女の子は、顔を赤らめながらもじもじしてた。
『はぁ?あんた、あんな馬鹿にチョコレートなんかあげなくていいのよ?あいつはチョコレートよりも相手半殺しする方が好きなんだから!』
ロングヘアーの女の子はケラケラと笑いながら言った。
『半殺し?』
『知らないの?杉山望!通称高の上のせんと!あいつに敵うものはいなく、毎回喧嘩では100%の確率で勝つと言われているわ。』
ロングヘアーの女の子はそう言いながらコンパクトを取り出し化粧をし始めた。
『・・・。』
『何?あんた、まさか・・・。』
ロングヘアーの女の子はニヤニヤしながらショートヘアーの女の子を突いた。
『ちっ・・・違う!違うからね!』
『はいはい・・・そうしといてあげるわ。』
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