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「お母さんそれはできません!私の可愛い可愛い娘です!」
お母さんは必死で言ってくれた。
「私だってね…」
聞こえるか聞こえないかくらいの声量でおばあちゃんは言った。
おばあちゃんは悲しそうな顔をした。
「もういいわ」
おばあちゃんは悲しい顔のままいかつい男の人と家を出ていった。
だが、私と同じくらいの年の子は座ったままだった。
「お願いです…娘さんを3年間だけ」
その男の人は真剣に言った。
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