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それはあいつが私塾に通いはじめて間もない頃。
あいつは銀髪に紅い瞳。まわりとは違う不思議な容姿をしていた。そんなあいつのことを塾仲間は気味悪がっていた。
でも俺と晋助はちがう。興味津々だ。気味悪どころかむしろ仲良くしたいぐらいだ。
母上にはよくあんな化け物と……などお叱りを受けたが、俺達は育ち盛りな元気な男の子。言うことなんか聞いていられない。というかそもそも化け物っていうのがわからない。あんなに美しい容姿をしているのに。
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