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ある日。俺達は前々からの疑問をぶつけてみた。
「なぜ、いつも刀を持ち歩いているのか。」と。
銀時は少し苦い顔をして「別に…理由は」と、いった。
その時の俺達は何も知らなさすぎたんだ。
「??じゃ、いらねーじゃん。そんな重いだけの刀。」
そういって刀に触れようとした晋助の手を銀時はすごい形相で睨み付け払いのけた。
「お前らにはかんけーない!」
あたりは静まりかえった。長い沈黙。銀時をみると怒っているような、なのに泣いているような、怯えているような。そんな複雑な表情をしていた。
「はい!皆さん!おはようございま…………あれ?」
でました。先生の必殺技。KY。しかも先生今日はやけにテンションが、高かったらしい。なんだか、かわいそうだ。
先生が困っていると近くにいた塾仲間が、事情をせつめいしてくれたようだ。
「……そこの三人。授業が終わったらついてきてください。」
それだけいうといつもと同じように「じゃあ、授業をはじめましょうか。」
その一言でいつもの教室にもどった。
けど、俺達は銀時のあのつきはなすような言葉でいっぱいいっぱいだった。
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