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そんな俺に菊音ちゃんが
「もう一人、こういうネタにお誂え向きな子居るから呼んでいい？」
と言って、“ちさっちゃん”とかいう子に電話を掛けていた。
チサトちゃんという子らしく、その子も菊音ちゃんや徳永さん達の幼馴染みみたいで、電話したら「直ぐ行く」と言っていたらしい。
なので、そのチサトちゃんとやらの事も、駅の改札前で暫く待って…
17時20分頃
菊音ちゃんに「菊ちゃん！」と呼び掛けながら此方に向かって来たのは…
黒木くらいの長さの髪を金色に染めた、東応の生徒会長の外村さんだった
……えぇっ!!!??
「お～、思ったより早かったねー、ちさっちゃん。いータイミング！」
「暇だったからさ～
あ、この人？まこっちゃん？」
「そー！」
「やべー、予想以上に超美人顔なお兄さんっ」
「だしょ!?
まこっちゃん、この子外村千里(トノムラ チサト)くんね！
うちの会長様の弟君であらせられますっ」
「…お…弟…」
って…
「えっ!?外村さん双子!?」
「ん？違ぇよ？俺兄貴より２個下だから、まこっちゃんより年下年下」
「でも双子みたいでしょー？この兄弟マジそっくりなんだよね～」
「似過ぎだろっ!!」
ビビったよっ!!!外村さんが急にグレたのかと思ったよっ!!!!
やっべー…
お兄さんにそっくりなだけに、弟もマジイケメン…!!!
しかも高１のガキくささが皆無！
なんだこの子っ
「こりゃすげーや！
あ、久保真です、宜しく千里くん！」
「宜しく。あ、千里って呼び捨てでいーっスよ」
「まこっちゃん！あのねー、ちさっちゃんも腐男子なんだよー」
「えぇっ!?嘘っ!!!??」
菊音ちゃんがあっけらかんと言った台詞に思わず発狂してしまった。
このイケメンが腐男子だとっ!?
「腐男子っつか…俺はどっちかっつーとガチな方だけどね」
「えっ」
「ＢＬも好きだから腐男子っちゃ腐男子だけど、リアルに可愛い、綺麗な、イケメン大好きー、って感じ？」
「ブッ」
そう言いながらふざけた様に笑った彼を見て
吹き出した瞬間に涎が出た。
汚ぇｗｗｗ自重しろ俺ｗｗｗｗ
や、無理自重っ
神様有り難うっ!!マジ有り難うっ!!!!!
興奮し過ぎて鼻血が出そうですっ!!!
この素敵過ぎるルックスで腐男子っ!!
そしてガチホモっ!!!!!
何ソレ美味しいっ!!!!!
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