“僕は友達が欲しい”

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翌日学校にて 放課後帰る前に黒木と一緒に校内をうろうろしてみたけど イチャイチャしてるホモップルは何組か見付けたものの、千里を見付ける事は出来なかった。 つか、この学校マジでホモップル増えた気がする。 堂々とイチャイチャしてる奴が本当に増えた。 学校内で手ぇ繋いじゃってたり、人気の無い場所でハグしてたり、チュウしてたり 文化部の部活棟が在る旧校舎の一番端の目立たないトイレの個室や、夜の運動部の部室からは、 ここ最近度々男の喘ぎ声が聞こえると、そんな噂が学校で友達の居ない俺の耳にも入ってくるくらい有名。 みんなお盛ん過ぎるだろ…っ!! 想像だけで俺の息子も元気になるわwwww って、ね。 あれだよ、俺だって興味無くは無いっすよ。 だって男好きな思春期男子だもんwwww でも痛いの怖いから俺は攻めになりたいw そんな事はどーでもいいんだけど 本当に一切千里を見付けられないまま、俺と黒木は取り敢えず下校する事にした。 因みに黒木には、学校を歩き回っている間に千里の事を話してある。 今日の昼に 【学校侵入なう(・∀・)】 というメールが千里から来てたから、絶対まだ居ると思ったんだけどなぁ… ま、うちの学校広いし。 18時にまた駅前のファミレスに昨日の4人で集まる事になってるから、話はそこで聞けるだろうし会えなくても支障は無いんだけどさ。 今日はコンビニ寄っただけで真っ直ぐ寮に帰り、 黒木に以前貸したBL本を返してくれるって話で、荷物とメタボを自室に置いてから黒木と千葉の部屋に行った。 部活な千葉は当然不在。 何気に、他人様の部屋に入ったのは初めてだけど… 思ったより、男子校生二人の部屋は綺麗に片付いていた。 俺の部屋と同じで10畳は有る一室に、違うのは二段ベッドと机が2つ有り、ソファーが無いという事。 「結構綺麗にしてんのな~」 「だろ~? てか、千葉が綺麗好きでさー、コンビニの菓子袋とか放置してっと、中身有っても直ぐ捨てちまうし、しょっちゅうカーペットにコロコロ掛けてる。あの粘着のやつ」 「あ~!」 「育ちのいいお坊ちゃまが案外よく働くんだよな~ 料理だけは一切しねーけど」 「へー、意外」 つか、千葉の方が綺麗好きなのが意外。 体育会系って、そういうとこガサツなイメージが有っただけに。
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