“僕は友達が欲しい”

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しかし寮で同室が居るのって、ちょっと羨ましい気がする。 なんて事を、黒木がお茶出してくれたので、部屋の真ん中のテーブルを囲んで話す。 途中で俺が貸したBL本の話になった時に、 黒木は少しニヤニヤしながら口を開いた。 「これさー、借りたやつどれも、思ったより普通に恋愛してんのな~」 「そりゃそーだろ。 男×男なだけで、若干エロの有る普通の恋愛漫画と変わんねぇし」 「でも、久保っち大分ハードなのも持ってなかったっけ?」 「おー、持ってる」 「そーいうの読むとどーしてんの?」 「何が?」 「チ●コ元気になっちまわね?」 「なるなるwwつか、BLに限らず普通にノーマルなエロ漫画見てもなるわwwwつまりエロけりゃなんでも有りwwww」 「マジwww久保っち顔に似合わず下半身思春期過ぎだろwwww」 「え、黒木エロ見て勃たねぇ?」 「そりゃ勃つさww 最近じゃ千葉居ねぇ時に自家発電安定www」 「おまww悲しーなー、そこ安定させんなよwwww」 とか言いつつ、俺も最早自家発電安定ですw だって思春期男子だもんw大事な事なので本日2回目言いましたww って… まぁ… 会話の中でいつも通りふざけてただけのつもりだったんだけど… 笑って話していた最中、突然身を乗り出して来た黒木にチュウされたかと思ったら その場で押し倒されて 両手首を押さえ付けられ 偶然なのかワザとなのか、膝立ちしてる黒木の片脚が俺の股間に若干あたったまま 如何にも慣れた様子で未だに長いチュウされてる… この現状をどーいう事か説明してくれっ!! メタボっ!!!! …あ、 部屋に置いてきたんだった… って! 説明もなにもっ!! 明らかに俺襲われてますよねっ!!!!? しかも黒木のチュウが予想外に上手過ぎて息子が目覚め始めたしっ!!!!コイツ俺に出会う前絶対女遊びしてただろっ!?絶対っ!!! だっ 駄目だっ このままだとっ マジで後ろ非処女の危機っ!!!!!! 最早脳内パニックで、絡んだ舌が一瞬離れた瞬間 全身の力を振り絞って黒木を突き飛ばした。
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