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ってツッコミは心の中で留めて
実際は、俺と目を合わせて会話すると息子が突然元気になるという、そんな話だった様だ。
何ソレ逆に怖ぇんだけどwwwwww
っていうね。
このフェロモン、本当要らねぇよ…
…それはさて置き、会話に戻ろう。
「因みに騎馬戦は…真が上?」
「いや、土台っスよ」
「はぁ!?」
「本当に?」
「嘘言ってどーするんスか…
俺クラス平均で見たら小柄な方でもないですし…
一応177有りますからね?」
「それは見れば分かるが…」
「まこちゃんと組む奴は?お前等?」
「じゃないんスよ…」
「俺と黒木くんは騎馬戦出ませんし、千葉くんは出ますけど、身長のバランス的に久保と組むのは無理なので…」
「じゃあ、せめて千葉の土台ん所でまこちゃんが上乗れば…」
「俺もそう思ったんですけど…」
「土台やりてぇんで!」
「…だそうです」
「マジかよー…」
みんながこんなに渋るのは、この6人以外は俺と接する際に非常に緊張してしまうのを、みんなは分かっている為。
でもさー、
反対されればされる程やりたくなるもんっしょ?
いいじゃん、騎馬戦だけなんだし…
結局渋られ続けたまま昼飯タイムは終了して、それぞれ教室に戻った。
で、今日の5限は体育で、雨なので体育館にて体育祭の練習予定。
勿論俺は体育前、いつも通りトイレで着替え…
の筈だったんだけど
余りに先輩方にも色んな意味で渋られたせいか、
ちょっと魔が差した。
殆どの同級生達が教室に既に戻って着替え始めていた中で、
間髪入れずにセーターとYシャツを脱ぎ捨て教室で上半身裸になるという、強行手段に出てみた
ら
突如教室内に、男のクセに甲高い悲鳴が響き渡り
何人かが着替え掛けで教室から飛び出し
数人が鼻血を吹き出して倒れた。
慌てて千葉が俺の体をジャージで隠す
「くくくく久保っ!!!?
何いきなり脱いでるんだよっ!!!!??」
「え、別に隠されなきゃいけない体してませんが?乳有る訳でもねーし。
こんな声低くて胸平らでチ●コ付いてる女居ねぇべ?なんなら下も…」
「分かってるっ!!!久保が男なの当然分かってるからっ早くジャージ着てくれっ!!!!!」
「えー…」
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