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「……」
「……」
「あの、終わったんですが…」
試合はあっという間に幕を閉じた。
簡単にいえば、まずはみんな順番にカードを出していったのまではよかった。
しかし、その後俺が出した四枚そろったKをみて二人の顔に笑みは消えた。
俺は4を出して一抜け。
そして現在に至る。
「えーと、深夜くんもしかしてこれねらってた?」
「怖ぇーーw革命すげぇよ、まじかよ。
漫画見てるみたいじゃん!!」
「…もういいですか?読書の続きを」
驚きが隠せない佐伯さんと子供みたいに目を輝かせる姫川さんを冷たい目で見て、俺は本を取り出した。
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